東日本大地震から12年経ちました。
あの日、診療中だったので
患者さんを近くの駐車場へ誘導して
避難しました。
遠くから地面が波打って、
電柱が大きく揺れたのをよく覚えています。
『この世の終わりが来た』と
本気で思いました。

幸い建物が倒壊したりすることもなく
大きな被害は出ませんでした。
その頃は2拠点生活をしており、
埼玉と栃木を行き来していました。
暫く栃木に帰れませんでしたが、
帰ってみると大変なことになっていました。
屋根にブルーシートがかかっている家々、
しまむらの大きなウインドウが割れて
ダンボールで塞いであったりと
地震の爪痕が多く残っていました。
自宅に着きドアを開けると、
ホールにあったはずのテーブルが
玄関のタタキにあり、
食器棚の食器はほぼ全滅していました。
外回りは、雨樋が外れた程度で
済みましたが、
埼玉とは比べものにならないほど
栃木は揺れが大きかったようでした。

この経験からやはり『地震の時安全か』を
より考えるようになりました。
『家の中の避難経路に障害物を置いていないか』
『就寝時に落下物、倒れてくるものはないか』
『食器などが降ってこないか』など。
また、背の高い家具がないようにしたり
棚の上部には重たい物を置かないように
しています。
『安全』の確保のためにも
『家を整えること』は
必要です。