世の中を優劣で二分し、
他人と比べると
『劣等感』は生まれます。
『自分は他人より劣っている』という
考えが頭の中を占拠すると
苦しくて
何も出来なくなってしまいます。

しばらく前になりますが、
ある時『不動産投資の勉強会』に
参加しました。
その時たまたま隣の席に居合わせた男性と
名刺交換をさせて頂きました。
某有名企業にお勤めの方でした。
『私は名刺をもらうと、
すぐ会社を調べるんですよ』
とパソコンを開きながら
得意げに話されました。
『失礼な人だなぁ』と私は思いました。
大したことなくてすいませんねぇ。
そういうことは見えない所で
黙ってやってくれ。

優劣をつける基準は
学歴、財力、経歴、スタイルなどなど
様々です。
この方の場合、『勤務先』なのでしょう。
『芸能人格付け』じゃないですが、
自分なりのランキングがあるのでしょう。
私などは『映す価値なし』
だったかもしれません。
優劣をつけたがる人は
『劣等感を持っている人』です。
自分にもあります。
私も比べているから、
だから、ちょっとムッとしました。
同じ波長だから、
グーとパーに組み分けするように
『優越感』と『劣等感』に分かれたのです。

老子や荘子の哲学によれば、
世界を優劣で評価することは
『無意味』だといいます。
視点が違えば『優劣』なんて
意味を成さないからでしょう。
相手の波長や視点に合わせないこと、
『他人は他人、自分は自分』です。
他人も素晴らしい、けど私も素晴らしい。
相手がどうであろうと、
自分は『お互いを尊重する』という
姿勢を崩さないようにすると
劣等感に振り回されずに済みそうです。
それと最強フレーズ
『それが何か?』
があれば大丈夫です。